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本当に知りたい投資信託 儲け・手数料・評価のしくみ

本当に知りたい投資信託 儲け・手数料・評価のしくみ

松尾 健治

本当に知りたい投資信託 儲け・手数料・評価のしくみ

定価: ¥ 1,575

販売価格: ¥ 1,575

人気ランキング: 166045位

おすすめ度:

発売日: 2007-10-12

発売元: 日本実業出版社

発送可能時期: 通常24時間以内に発送



金融機関のホンネがわかる本
投資家に賢くなってほしくない、金融機関が推奨するものを疑いなく買えばいいという金融機関のホンネがよく見える本です。

それにしても投資信託で基準価額の値上がりは期待するなとか投信の手数料はファンドラップに比べれば安いとか、もはや失笑してしまうような意見のオンパレードです。

昨今の投信批判に対抗したいという意思は伺えるが、いかんせん説得力あまりにないので、ただの痛い意見になってしまっている。

生保も含めて日本の金融機関に未来はないことを感じさせる1冊です。

ノルマを抱える現場の販売担当者には必須の本でしょう。

この本に載っている内容を使用してセールスに励んでください。

業界歴25年はだてじゃない
本の具体的内容に言及しているレビューだけが軒並み低評価、という書籍も珍しいですね。著者は、買い手のメリットは売り手のデメリットという鉄則をよく心得ていて、投資家に有利な情報を何とか伏せようと頑張っています。高度な職業倫理に貫かれた業界人とは彼のような人のことを指すのでしょう。



・投資アドバイスとやらの有効性を何ら定量評価せずに、窓口に行くように誘導。

(実際窓口でどんなありがたいお話が聞けるかは、『知らない人だけが損をする投資信託の罠』に詳しいです)

・同じ投信でも購入手数料が有料の販社と無料の販社がある、という実情を華麗にスルーしつつノーロードファンドに警鐘。

・インデックスファンドやETFについては、選択肢の一つとしてすら言及せず。

(ひた隠しにしたい大人の事情でもあるのでしょうか?)

・グロソブ(債券100%)とピクテ(株式100%)を毎月分配というだけで同等扱い。リスクの違いに触れもせず。



以上の内容から、投資家には引き続き無垢な鴨ネギでいてほしいという切なる願いが伝わってきます。本書を読んで賢明な投資家になろうと思った若年層の方はご愁傷様です。「中高年層にとって」という擁護論の前提を、タイトルや帯のような目立つ場所ではなく本文中にこっそり忍ばせた著者の奥ゆかしさ、ぜひ私も見習いたいと思いました。



<追記>過去のいくつかの好意的レビューが全面改訂して具体的内容に触れてこられましたので、冒頭の一文は撤回させて頂きます。しかしまあ本書のレビューにおける星や票の割れ方は、売り手と買い手の利益がやはり相反するということを物語っていて興味深いです。(12/18/07)

新しい視点を提供してくれます。
最近の投資信託に関する書籍は似たり寄ったりの内容が多く、本当に読むべきものは数少ないように思われます。しかし、この本は氾濫する『コピー本』とは違い、投資信託に関心を持つ読者に対して興味深い論点を提示してくれていると思います。例えば、最近の投資信託批判の多くは手数料の割高さを問題にするケースが多いです。確かに、アクティブファンドの大部分が市場平均を下回っているという厳然たる事実を踏まえれば、手数料の安価なパッシブ・ファンドの方が一般投資家には相応しいという論法は分かり易いです。でも、投資信託は決して生きるための必要性に根ざした商品ではない(投信がないと生きていけない人はなかなか見つけられるものではありませんよね)以上、適切なアドバイスを受けて投資に踏み出す方が多いのが現実です。従って、投資に関する投資アドバイスが必要な人は相応の負担が必要なのは自然であり(サービスが無料と同義なのは日本だけ)、もし手数料が割高だというならば、それは販売および運用サイドの投資家に対するサポート体制の不備を批判しなければならないと思うのです。筆者の論点はあやふやな評価基準もなしに手数料の高低を論じる不毛さを指摘していると思います(顧客に対する運用情報提供の充実は筆者が常々訴えているところです)。アドバイスが不必要な人はインデックスファンドを使うなど無駄な手数料を抑えた運用すればいいと思います。要は投資家サイドが自分のニーズに合わせて選択すれば良いだけです。どちらが良い悪いという巷の議論はあまり意味がない気がします。昔、運用会社や証券会社が扱っていた直販専用(もしくはネット専用)のインデックスファンドが絶対的な資金流入の不足や相対的な管理報酬の高さなどでベンチマークからパフォーマンスが大きく乖離した事実などを思い起こせば、単純にインデックスファンドが良いという説明はあまりに無邪気すぎる(投資初心者に対しては無責任)と思います。

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