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EXCELで学ぶファイナンス〈2〉証券投資分析 (EXCELで学ぶファイナンス (2))
EXCELで学ぶファイナンス〈2〉証券投資分析 (EXCELで学ぶファイナンス (2))
EXCELで学ぶファイナンス〈2〉証券投資分析 (EXCELで学ぶファイナンス (2))
藤林 宏
定価: ¥ 2,730
販売価格: ¥ 2,730
人気ランキング: 25607位
おすすめ度:
発売日: 2001-10
発売元: 金融財政事情研究会
発送可能時期: 通常24時間以内に発送
非常に難しいが役に立つ本
この本は中級者以上になるためのアッパークラス初級者向けの本だと思う。データを渡されて、「なんであなたの思っているようになるのか、数字で示して下さい」と言われた時に、この本を読んでいると役に立つ、といったところだろうか。共分散やベータ、アルファなど、分かっているようで分かっていないものが、この本を読む事でわかるようになると思う。
ただし気をつけなければいけないのは、内容がものすごく固く難しく書かれている。具体的には分からないが、多分もっと分かりやすく書かれてて同じ内容をカバーしてある本はあるはず・・・と感じた。
「Excelを用いたリスク・リターン計算本」のパイオニア
およそ金融機関の運用担当者であれば必ずや一度は手にするであろう、いわゆる「Excelを用いたリスク・リターン分析本」のパイオニア。Windows95が世に出た1995年に初版が刊行され、以降本書を模した書籍は数多あれど、本書を凌駕するに至ったものはごく少数。完成度の高さは周知の通りだが、解説が平易な箇所とそうでない箇所で難易度のブレが大きく、途中で難解な項目にぶつかって立ち止まってしまう事もしばしば。そんな時は構わず次へ次へと読み進めるのが賢明。文体は硬くとっつき難い面もあるが、繰り返し丹念に読むことを怠らなければ、必ずや自身の血となり肉となるであろう。
なお本書では難し過ぎて歯が立たないという向きには、「資産運用のパフォーマンス測定」(砺波元)や「ゴミ投資家のためのインターネット投資術入門」(海外投資を楽しむ会)がオススメ。
高等数学もExcelでやればなんだこんなにカンタンか
Excelを使っての証券投資分析を解説する本でこの本は最も素晴らしい本である。他の解説書はExcelを理解していない人が書いているとしか思えないほど稚拙に感じられる。それほどの差を実感した。
考えてみれば、証券投資分析を『高等数学』の式で表現されたもので考えるより、Excelの関数で考えるほうがよっぽと直感的で分かりやすい。たとえば、2種類の銘柄の推移のデータを絶対値番としてとらまえて、そのリターンを求めることを高等数学式で示されると文系金融機関のものはさっぱり理解できないが、CORREL関数で絶対値番範囲を参照すればいいと教えられればピンとくる。
どの関数がどの証券投資分析理論に使えるかを例題も含めて見事に解説していて奥が深い。本書に使われている関数の一覧をしおりとして付録につけており、さすが金融機関の友『キンザイ』の出版物だと感心した。価値ある一冊だ。
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