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大富豪になる人の心の法則

パット・メシティ



定価： ￥ 1,680

販売価格： ￥ 1,680

人気ランキング： 4348位

おすすめ度：

発売日： 2007-11-22

発売元： 主婦の友社

発送可能時期： 通常24時間以内に発送

主流の自己啓発お金持ち本ですが・・・
本書自体の内容は、類書とほとんど同じです。

考え方を変えないとお金持ちになれないよ。

ということで、特に本書を読む価値というのはないのですが、

監修者の意見というのが、

書かれているのが非常に面白いです。

それも、著者の考えを否定していることも多く、

この手の本の著者は同時に教材販売・セミナーを

本業にしていることが多く、

そのための販促に出版を利用しているという

からくりを踏まえた上での、

監修者の忠告が参考になります。

もちろん、監修者自体のビジネス上の狙いもあっての

出版でしょうから、

読む人は自分でよく考えて内容を咀嚼する必要があります。

ただ、自己啓発オタクについての警告は、

監修者の善意を個人的には感じました。

毎度のことながら、金森重樹はすごい。
本著は、原著者よりも監修者の金森重樹の監修、ということで購入した。

毎度のことながら、金森重樹はすごい。



何がすごいかというと、目の付け所が、ビジネスや成功ということに関する「根源的」「核心的」なもののうち、不文律とされてこれまで表にはされてこなかったことを、抉るように私たち読者の前に提示するようなものばかりを紹介したり翻訳したり、はたまた今回のように監修しているからだ。

金森重樹というだけで、どの本も私が即買いするのは、ここに理由がある。



本著は、金森重樹の「通販大家さん」のメルマガで紹介されていて買ったのだが、やはりすごかった。

内容をいうと、「本物の富裕層」と「見せかけだけの、虚像のセレブ」との見分け方を教えてくれ、そして前者となるための方法を教えてくれる。



本物の富裕層ならば、仮に金融恐慌などで資産がゼロになっても(日本とて可能性はある。私たちの祖父母や曾祖父母の世代が預金封鎖を経験している世代ということを思い出してほしい)また一から新たな富を生み出すことができる。

反面、一般的な大衆は日々の生活を送るのが精一杯で、そもそもの余裕資金すら生み出すことができていない。

こんな状態では、富裕層どころか投資に回して利殖することすらままならない。



この差はなぜ生まれているのか？　そして、いま富裕層でない人間が豊かになる方法はあるのだろうか？　そしてそれは、今の私でもできることなのか？



こういった問いに、本著は答えてくれる。

タイトルだけ見ると「またいつもの成功本か」と溜め息をつきたくなるが、内容は実に秀逸だ。



ただ、本著を読むときには、素直な気持ちで読まないと、本物の富裕層の考え方にアレルギーを起こす可能性があるので注意したい。

それは、読んでいる自分が大衆(庶民)であることの証ともいえるが、それこそが、大衆と本物の富裕層を隔てている「認識の壁」なのだと気づけるようにしたいものだ。

ここが、富裕層だけが独占していた「宝物のような情報」の真実である。



この壁を乗り越えることが、富裕層になる条件だ。ぜひ、本著を手にとって確かめてもらいたい。

そして、金森重樹のあとがきにあるズバリの指摘に胸を抉られてほしい。自尊心のある人ならば、必ず富を得る方向へと動かざるを得なくなる。



ちなみに他に参考になるものとしては臼井宥文「ニュー・リッチの世界」などは廉価だし、物質的な面での富裕層を知る上では非常に参考になる。