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投資家のためのマネーマネジメント ~資産を最大限に増やすオプティマルf (ウィザードブックシリーズ)

投資家のためのマネーマネジメント ~資産を最大限に増やすオプティマルf (ウィザードブックシリーズ)

ラルフ・ビンス

投資家のためのマネーマネジメント ~資産を最大限に増やすオプティマルf (ウィザードブックシリーズ)

定価: ¥ 6,090

販売価格: ¥ 6,090

人気ランキング: 11398位

おすすめ度:

発売日: 2005-09-22

発売元: パンローリング

発送可能時期: 通常24時間以内に発送



読み手を選びますが良書だと思います
主にシステムトレードで、どういう投資資金管理をすれば資産増加を最大化できるか

という課題について書かれた専門性の高い本です。

数学的な素養がない人(私もそうですが)には内容が少しきついかもしれません。

私の場合はシステムトレードとも現在のところ無縁なのでなおさらでした。

しかもサラっと読めるほど語り口が楽しい本でもありませんし。

でも、投資/投機は全て数のお話ですから、この本に書かれていることは非常に意義深いのは

確かですし、買って損だとも思いませんでした。

通常の資金管理とは意味合いがかなり異なる点注意
 本書の内容自体に文句をつけるつもりはありませんが、私たちが通常考えている、そのトレードにどの程度の資金を投入すべきかを考える資金管理とはかなり異なる過程を踏む資金管理法の本だという点に注意すべきです。この本の最大のポイントとなるオプティマルfにしてもその算出過程はかなり曖昧であるし、そのオプティマルfを求めたところで、先物1枚をちまちまトレードしている零細個人投資家にとっては意味のない値ということになります。「本書は先物トレーダーとアカウントマネジャーを主たる読者対象として想定している」(p.276)とありますが、先物トレーダーは、おそらく数十枚から数百枚単位でトレードできるほどのパワートレーダーを想定しているのではないかという印象です。この本の購入検討者はその点十分注意すべきです。

 原書の出版が90年代初期だという点も注意点です。現在なら表計算ソフトを使って説明がなされるべきところもCOBOLやFORTLANが用いられていた古めかしい時代のコンピュータ言語のプログラムが延々と紹介されてもいます。その点にも注意してください。

 この本は初心者向けではなく、ある程度システムトレードをこなしたトレーダーが次のステップを模索する手がかりとして読まれるべき本だと思います。決してつまらない本ではありませんが、期待しすぎる本でもありません。「本書で紹介する公式は出発点にすぎない。厳密な手法というよりも、定量化問題をどう扱わなければならないかを考えるための手段といったほうがよいだろう」(p.2)と著者が述べている通り、次の段階を「考える」人でないと意味のない本となります。

日本語で出版された投資本の中で最高峰の書物
原書はアメリカで10年前に出版されたもので、後に数学的な誤りを指摘された箇所もありますが、資金を幾何級数的に増やすビンス氏のロジックの本質が揺らぐものではありません。

オプティマルfに関しては多くの誤解があるのも事実です。

例えばTWRが最大となるfの値で運用すると破産するというのがよくある誤解です。

破産するのは期待値が負のシステムにおいてオプティマルfで運用した場合であり、正の期待値を持つシステムで運用した場合、必ずしも破産するわけではありません。

非常に大きなドローダウンがあるだけです。

この大きなドローダウンを破産と捕らえてしまっては、この本の価値は失われてしまいます。

期待値が正のシステムにおいて資金を最大化するにはこの方法しかないのです。

トレードをする人にも、大きな成果を望みたいのであれば、それに見合ったドローダウンを受け止める覚悟が必要になります。

魔法はありません。

ドローダウンを小さく抑えたいのなら運用利回りも小さくなることを受け入れる必要があります。

実際の運用において、どのf値を選択するかは運用者のドローダウンに対する精神的耐久性によって判断するのがいいのではないでしょうか。

本書の最後のほうのページで紹介されている



G=(A^2-V)^(1/2)



は鳥肌ものです。



G:推定幾何平均

A:HPRの算術平均

V:HPRの分散

HPR:1+f(-Profit/WorstCase)



この式はトレードで儲けるための全てを教えてくれます。

A^2がVより大きければ大きいほど成果は目を見張るものがあるでしょう。

Vをいかに小さな値にするか、また公式の中のWorstCaseに過去

の最大損失を使うのか、あるいは他の統計的な数値を使うかで成果は大きく違ってくることでしょう。


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