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地方債投資ハンドブック

地方債投資ハンドブック

江夏 あかね

地方債投資ハンドブック

定価: ¥ 3,990

販売価格: ¥ 3,990

人気ランキング: 148258位

おすすめ度:

発売日: 2007-12

発売元: 財経詳報社

発送可能時期: 通常24時間以内に発送



実用性が高い体系的な地方債の教科書
本書は地方債について体系的に整理された現存する唯一の教科書である。日本の地方財政制度、地方債に関する基礎的知識を網羅しているうえに、変革期にある日本の地方債市場の将来の姿を思い浮かべるための材料が豊富に盛り込まれている。著者は証券会社に在籍するクレジットアナリストであり、著者の職業上の経験を生かし、国内外の地方債市場の実態、市場参加者の関心事を踏まえた視点で論じられている。学術的価値に加え、実用性も高いものとなっている。また、著者の性格によるものと思われるが、読者に対するサービス精神が溢れている。脚注および巻末の用語辞典で地方債関連用語のみならず、金融用語について端的で的確な解説がなされており、初学者が本書を読むにあたっても、著者による用語解説を頼りに理解を進めることができる。評者も著者と同様、職業上、クレジット市場に携わっているが、地方財政・地方債については門外漢であり、本書でおおいに学ばせてもらった。



日本の地方債市場は、ここ数年で地方債協議制度への移行、公募地方債の個別条件交渉方式の導入など、制度上重要な変化が発生し、今後も地方公共団体財政健全化法の施行、公営企業金融公庫の組織見直しと地方公営企業等金融機構の設立が予定されているなど、現在は変革期にある。このような変化は、クレジット市場では、1990年代半ば以降の銀行システムをとりまく制度の変化(護送船団方式からの脱却、後に預金保険法に盛り込まれることになる金融再生法の立法などセーフティーネットの整備とペイオフの解禁など)にも匹敵しよう。もっとも、銀行システムをとりまく変化は、官僚接待が社会問題化したことを契機に金融危機的な市場環境下で一気に進んでしまったが、現在進行中の地方債をとりまく変化は比較的良好な市場環境下で、外国人投資家の参入による投資家層の拡大もみられる中、市場に動揺をもたらすことなく粛々と進んでいる点が大きく異なる。市場関係者はこのような変化の意味を十分に理解したうえで地方債に対する投資判断を行なうべきであろう。



良書。地方債および日本のクレジット市場関係者にとっては書名通り「ハンドブック」として活用するべき参考書。地方財政及び地方債について学ぼうとする者にとっては懇切丁寧な指南の書。



ハンドブックを超えた経典
道州制の導入や地方財政のあり方が問われる中、各地方自治体が「自立」した存在になるためには、地方債などによる、自力での資金調達能力の重要性が一層増すことになろう。本書は我が国地方債投資に関する実務的な内容を体系的に網羅しており、かつ巻末の用語辞典の存在を勘案すれば、もはやハンドブックを超えた「地方債の経典」と呼ぶにふさわしい内容といえよう。

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