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新しい株式投資論―「合理的へそ曲がり」のすすめ (PHP新書 488)
新しい株式投資論―「合理的へそ曲がり」のすすめ (PHP新書 488)
新しい株式投資論―「合理的へそ曲がり」のすすめ (PHP新書 488)
山崎 元
定価: ¥ 756
販売価格: ¥ 756
人気ランキング: 7257位
おすすめ度:
発売日: 2007-10
発売元: PHP研究所
発送可能時期: 通常24時間以内に発送
株依存症への警鐘
個人が株式投資をする際のリスクとして「依存症に陥る危険」を挙げているところに注目したい。巷間出回っている株の本で、ここまで明確に言及しているのは稀有であろう。
著者は「借金してまで(信用取引を含む)株をやっていないか、頭から株のことが離れなくなっていないか」を境界線として警鐘を鳴らしている。「無期限信用」が「無間地獄」に聞こえる、という指摘は空恐ろしい。株に没頭して熱くなり己を見失うことにならないようにしたいものである。ただ残念ながら予防や治療については書かれていない。
また「後悔回避(後悔を嫌うあまり将来の後悔の可能性を小さくしようとすることに対して必要以上にコストをかけてしまう心理傾向)」についてドルコスト平均法や投資信託を例示して詳しく解説している。別な著書でも詳述していたので、著者が強調したい点と受け留めたい。
「(株式投資をするには)合理性に従う自己コントロール力が重要」という一文に本書の大意が凝縮されていたような気がする。一通り株式投資の本を読み漁った後に、冷静にその是非を検証したい人に強く勧めたい一書。
好き嫌いがわかれそうな気がするがレベルは高い
相変わらずの辛口で新しい価値観を与えてくれます。
その辛口を受け入れられる人は著者のファンになれるでしょうし
相容れない人には読む価値のない駄作と感じてしまうかも知れません。
そして感じ取り方が前者の自分なので満足の一冊です。
内容はどこのページから読み始めても興味深い結論に至って面白いです。
暇な時間があったときに手元にこれがあったら案外、有意義な暇つぶしになるでしょう。
内容には触れませんが「株式投資に向いた性格」「平均の得」「努力しても上達しない」はかなりツボに来た部分です。
らしい
山崎氏らしい「直言」系の株式投資論。
本書の内容すべてに無条件で賛同するわけではない(賛同したくない)が、内容の多くの部分には共感できる。
アクティブ運用の投信のアホくささや「プロ」と称される人のパフォーマンスなどについての言及については、いつもながら、「よくここで書きますね」と思わされる。
また、効率的市場仮説について、市場がそう見えるからといってこの仮説が正しいとは言えないとの指摘にはうなづかされた。
ただ、全体として説明不足や言葉足らずの部分も見受けられ、やや消化不良の面も。
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