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教育を経済学で考える
教育を経済学で考える
教育を経済学で考える
小塩 隆士
定価: ¥ 1,890
販売価格: ¥ 1,890
人気ランキング: 47088位
おすすめ度:
発売日: 2003-02
発売元: 日本評論社
発送可能時期: 通常24時間以内に発送
考え方の提示
経済学について知りたい人にとっては、あんまり詳細な分析方法が紹介
されているわけじゃないので不満かも。
教育問題について知りたい人にとっては、分析される論点が絞られすぎ
ていて、「教育を考えるには、もっと、あれも、これも考えなきゃ駄目
じゃないか」とか思ってしまって不満かも。
でも具体的な提言のあれこれや、提示される「手法」がこの本の眼目な
のではなく、きちんと考察の範囲を限定して、しっかり要素を選り分け
て分析(まさしく「分析」)することの大事さこそがポイント。
先日別れをつげた、どこぞの教官のように、いろんな要素をゴチャ混
ぜて思いつきの印象を垂れ流すことを「考える」とは言わないのだ、と
いうことを教えてくれます。
なかなか結果を評価できないんだけどね、という著者の達観も好感です。
教育の経済学入門書
経済学は,その一つの見方として「選択の科学」であるといえる.つまり,予算や人材などの限られた資源の制約の中で,それぞれの目的を追求しようとする政府や人々(消費者)の選択を考える科学なのである.そのように考えると,教育も立派な経済学の対象になる.
本書は,経済学のトレーニングを受けていない一般の読者に対しても,このような視点から教育を考えると何が見えてくるのかというのを提示している.例えば,クラスの最適規模を巡る議論などがその例に当たるだろう.
複眼思考で教育を見るための本
とても面白かった。こういう経済学的な視点も、教育を見るときに必要なことだと思った。
たとえば、現在の学習指導要領は3割も教える内容を削ったわけだから、当然費用も3割カットできるはずである。公教育の費用は税金である。国家予算、自治体予算に占める教育予算は小さくない比率を占める。よって税額も若干はカットされなくてはおかしいはずである。がそうはなっていない。なぜか。
といった思考をこの本によって促された。
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