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金持ち兄さんの王道―専門家をカモにする人・される人
金持ち兄さんの王道―専門家をカモにする人・される人
金持ち兄さんの王道―専門家をカモにする人・される人
藤田 憲一
定価: ¥ 1,575
販売価格: ¥ 1,575
人気ランキング: 78859位
おすすめ度:
発売日: 2003-04
発売元: 講談社
発送可能時期: 通常24時間以内に発送
タイトルだけを見ると、いかにも「2匹目のドジョウ」を狙った本だが、じつは著者独自の切り口と経験から投資の王道を説いた、良質な1冊である。 『金持ち父さん貧乏父さん』以降、投資の心構えや手法を書いた本は数多く出ているが、そのほとんどは著者の成功体験を後付けで論じたものである。本書もまた、著者の成功体験に基づいて投資の王道を論じているが、その内容は類書にはない、極めて斬新なものである。著者は、32歳で7件の不動産を取得。そのうちローン残債なしの不動産が5件、家賃収入からの不労所得が年間780万円を超えるという若い小金持ち。徹底研究の末、見つけ出した自動車購入の鉄則を、不動産にも応用し、見事に投資家として成功をおさめている。 類書ではなぜか述べられていないが、投資対象となる株や不動産も、じつは「需要と供給」で価格が決まる。著者はこの「需要と供給」のゆがみに目をつけ、「一定の層に絶大な人気があるのに、一般的でないため価格が低い」物件を売買して富を築き上げた。中古車市場や不動産市場から得た知見は必読である。 また、「専門家を過信しない」という、金持ちならだれでも知っている王道も説いている。そして、専門家に任せていいのは、「情報の提供」と「労働」だけである、といった、勝つための基本的な心構えを示している。 長期で大きく儲ける方法を述べた本ではなく、あくまで売買の手法を中心に説かれているため、どちらかと言えば短期投資向けの本である。だが、それだけに不況下でも役立つ、貴重な1冊と言えるだろう。(土井英司)
実体験の中で自分の頭で考えることの大切さを知ります
確かに怪しいタイトルです(笑)。なんでこんなタイトルをつけたのだろうと思います。
にも拘わらず、ここには「金持ち父さん」では見えて来なかった本質的で重要なことが書かれています。
全て著者の体験に基いており、自分で考えて試行錯誤、実践して行く迫力を感じます。
足で稼いだネットワークとでもいうのでしょうか。
いい加減なカーディーラーやマニュアル通りの対応しか出来ない不動産セールスマンの批判をするだけでありません。
その中から、大変タメになる知識や経験を持っている人を見つけ出して来るのです。
そして、そうした人達といつの間にか仲良くなって、生きた情報を引っ張ってくる、そしてそれに基いてまた考えてみる・・・。
そのプロセスがスゴイと思います。
不動産投資を成功するには、企業家的な資質や考え方を持っていることが本当に大切なのだと実感しました。
不動産投資で大切なこと
この本の内容はそれほど多くなく、2時間もあれば十分読めます。
中身を膨らませ気味で、もう少しコンパクトになるのではとおもいます。
ただし、その少ない内容は非常に大切です。
不動産投資の本を10数冊読みましたが、本質的に大切なことが書いてあります。
無駄に知識や法規を書いてある本よりいいかも知れません。
書かれた時代背景は少し古く、この本の具体的手法は今では通用しづらいのではと思えます。
しかし、考え方・心構えは現在にも十分通用します。
いま、不動産経営に行き詰まりを感じている人にはヒントを与えてくれると思います。
畢竟、ビジネスとはシンプルなものなり
学生時代の中古車転売をきっかけに、ビジネス感覚に目覚める著者。
幸運もあったように思えますが、キラリと光る商売の才覚とは、どういうものかが
本書では、分かると思います。
シンプルでありながら応用の利く知恵こそ、本物であって、生まれながらの才覚を
持った方は、自然とそれを体得していくのでしょう。
しかしそれに気付かないことも少なくないので、こういった書を通して得られる
物事は大きなものがあります。
最近、著者が亡くなったと聞きましたが、著者のご冥福をお祈りいたします。
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