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麗しのバフェット銘柄 (ウィザードブックシリーズ 116)
麗しのバフェット銘柄 (ウィザードブックシリーズ 116)
麗しのバフェット銘柄 (ウィザードブックシリーズ 116)
メアリー・バフェット
定価: ¥ 1,890
販売価格: ¥ 1,890
人気ランキング: 38627位
おすすめ度:
発売日: 2007-03-15
発売元: パンローリング
発送可能時期: 通常24時間以内に発送
「億万長者をめざすバフェットの銘柄選択術」を読んだ後で、復習の意味で読むべき本か
基本的には「億万長者をめざすバフェットの銘柄選択術」(日本経済新聞社)と同じ内容。同じ著者が同じ人物の投資について語っているのだから、当然といえば当然か。
「億万長者をめざすバフェットの銘柄選択術」との違いを挙げると、
・売り時についての記載があること
・投資先の具体例が多い
売り時については、その企業の株価が異常な水準にまで高くなっているときは、売るべきだとしている。また、基本的なビジネスや環境が変化したときも売り時だとしている。
また、具体的な投資先は興味深かった。「億万長者をめざすバフェットの銘柄選択術」を読んで、バフェットはコカコーラといった圧倒的なブランド力のある会社にのみ投資しているかと思っていた。だが、実際には「価格競争型」と思われるような、銀行、保険会社、建材会社、REITなどにも投資しているということ。アメリカの会社なので会社名を聞いても、瞬時に事業内容や独占性がが思いつくわけではないが、かなり幅広く扱っている印象を受けた。だが、すぐにでもわかるこうした投資先の共通点は巨額の設備投資や技術開発がいらないこと。10年に渡って価値を生み出し続けるという部分だ。
「億万長者をめざすバフェットの銘柄選択術」を読んだ後で、復習の意味で読むべき本かもしれない。
バフェットが過去と現在に投資している 52銘柄が見れる!
バフェットがどんな銘柄をいつ、いくらで取得し、その結果のリターンは
どれくらいだったかがわかります。 これだけでも見る価値があります。
バフェットの投資手法は
・10年後の予想利益と株価が出せるくらい、安定して利益が伸びてきている企業。
・競合相手が存在しないくらい強い企業、または競合相手がいても、差別化ができてる企業。
・10年後を見通せるくらい、持続的な競争力を持っている企業。
・これらの企業のPERが、悪材料で売り込まれて割安になったときに買う。
といったところでしょうか。これらを実践するには、相当な忍耐力とフォローが必要に
なります。
バフェットを知るはじめの一歩に
グレアムの割安株投資を理解したうえで成長株投資を学ぶのならば読みやすいしベストの一冊と言えるでしょう。
内容的にもあまり詰め込み過ぎていないのでバフェットを知るにはバフェット入門と同様にオススメできます。
いくつか気になる点のひとつにP.128からROTC(総資本利益率)の説明に入りますが
純利益÷総資本
をROTCと呼ぶが
総資本=総資産と金額としてはバランスされるはずだから
ROTC=ROA
になるだろうしROAの方がメジャーな指標だからこちらを用いるべきだと思う。
もしかしたら
総資本=純資産+有利子負債
なのかも知れないがこの本ではそこまでの説明は省かれているので推測するしか手がないのである。(おそらく読む限りではこの計算式が正しい)
そして本文ではH&Rブロック社を何度か分析されているが数値としては絶対にROEより分母の純資産に有利子負債を加えたROTCが高い数値を出すのは不可能であって
ROE≧ROTC
なはずであるがP.266?P.267の利益率推移では1990年に数値が逆転しROTC>ROEである。
ここは疑問が残ります。
それとP.252のバークシャーの予想株価ワークシートでは文中と表のBPSのところがPBRになっています。
あきらかなミスプリントなので初版を持っている人は確認してツッコミを入れましょう(笑)
この本だけではオーナー収益などのバフェット流投資手法は公開されてはいない
が十分な価値のある良書であることに間違いないでしょう。
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