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景気予測から始める株式投資入門~個人投資家のためのトップダウンアプローチ~
景気予測から始める株式投資入門~個人投資家のためのトップダウンアプローチ~
景気予測から始める株式投資入門~個人投資家のためのトップダウンアプローチ~
村田 雅志
定価: ¥ 3,465
販売価格: ¥ 3,465
人気ランキング: 93890位
おすすめ度:
発売日: 2003-12-20
発売元: パンローリング
発送可能時期: 通常24時間以内に発送
マクロ分析の参考になるも
序盤のマクロ指標、生産や在庫に関しての考え方や中ごろのセクターの循環についての統計は
なかなかためになったが個別銘柄を選び出す段階になるとあれ?と思うようなところも。
最初のほうは過去の統計から相関やどのぐらい有利なのか数字をもって示していたが、だんだんと検証されてない理論が増えてくる。
本当に株価の伸び率で有利なのか、どれぐらい有利なのかを調べてほしかった。根拠のない優位性を積み重ねているのでは
主観で選ぶアプローチに過ぎないのではないか。
後半はバリューや現代ポートフォリオの一般的な解説がちょろっと書いてあり、最後にマクロ指標の説明。さほど目新しくも面白くもない。ページ埋め。
こういう系統の本で日本市場のデータで検証しているものは非常に少ないのでマクロ分析のエッセンスやアイデアを吸収する手始めとしてはそれなりにお勧め。
ただまぁはっきりいって面白くはない。勉強とは大抵そうしたもんだが。
仕事にも活かせて、投資もできる!
政府機関などから発表されるさまざまな経済指標を見たりしながら今は景気循環のどの辺りにいるのだろうか?
まずはここを明らかにした上で、投資したら利益が期待できるセクターを見つけ出し、そこから個別の企業なりファンドなりを購入する。
本書がいうところのトップダウンアプローチの手法とはこういうことだと思います。
毎月、経済指標をチェックするのは意外に億劫かもしれないが、あてずっぽうに株を買うよりはこちらのほうがずっとまともな投資行動。
(ここに個別企業のファンダメンタルズ分析やチャートなどを用いたテクニカル分析を用いればさらに収益率はアップすると思います。)
ただ、やはり経験は必要なのですぐによい結果に結びつくということはないと思います。
しかし、毎月経済指標をチェックし続けているとおいしいオマケがついてきます。
自分である程度景気循環が把握できるようになるのでこれを自分の仕事に活かせることがあるのです!(職種によってはないこともあるとは思いますが。)
株式投資の勉強を株式投資でしかその知識を使わないのはもったいない。
自分の仕事に活かせれば一粒で二度おいしい思いもできます。
そういった意味ではちょっとお高い価格の本かも知れませが、割に合うものだと思います。
市場平均に勝ってからモノをいえ
景気予測から始める株式投資のほとんど全てが市場平均にすら勝てないのは世界の常識なのに、UFJ総研のインテリ達は未だこのようなデータ無視・観念重視の書を世に出している。
アナリストの景気予測の実力がどの程度のものか、この答えに厳密な答えを出すために1975?1995年の16年間に12件の的中調査が投資大国アメリカで行われた事をご存知だろうか?その結果は非常に興味深い。結果は全て、「エコノミストの予測能力を平均すると当て推量とほぼ同じである」である。ボトムから上がろうが、トップから下がろうが関係ない。
この手のエコノミストは、”低PBR,PER株の株価は安定して高リターンである”、といった厳密なデータを無視して、あてずっぽの景気予測を元に人気株を推奨してしまう。その結果、株式投資の世界は、7人敗北、2人トントン、1人勝利、となってしまうのだ。
反論はあるだろうが、これはデータが示す事実です。
著者には人にものを薦める前に、本体の銀行の心配でもして欲しいものだ。
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