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ウォール街の大罪―投資家を欺く者は許せない!
ウォール街の大罪―投資家を欺く者は許せない!
ウォール街の大罪―投資家を欺く者は許せない!
アーサー レビット
定価: ¥ 2,100
販売価格: ¥ 2,100
人気ランキング: 69091位
おすすめ度:
発売日: 2003-03
発売元: 日本経済新聞社
発送可能時期: 通常3?5週間以内に発送
証券市場を疑うという概念を得られる良書
この本を読むことで証券市場で行われるまたは行われ得る、投資家に対する不利益を知ることができます。これを知っておくことで投資家としてのレベルが上がると思います。
コーポレートガバナンスの箇所やIT企業のストックオプション問題は僕自身、目からウロコというかそうだなぁと思いました。両者とも投資家の利益を左右する非常に重要な問題なので知っておいたら、株主総会でその問題についてツッコミを入れれるかも知れません。
この本は個人で株式を運用する人にも有益な本ですが、投資信託をやっている株に無知な人に強く推薦したい本です。それは投資信託会社側の利益と投資信託をやっている投資家の利益と相反しているからです。投資信託をするにおいての著者からの注意が1章と2章で書かれていて非常に参考になります。
こういう株関係の批判本はあまり出会わないので、1冊買ってみても損は無いと思います。
アメリカ資本主義の本質
個人投資家の為の投資指南書として書かれた筈の、この本。コーポレート・アメリカが、権力にモノを言わせて株式市場を如何に歪め、投資家を欺いているかを、SEC(証券取引委員会)委員長としての経験を交え、実にリアルに、関係する政官財の壮絶な戦いを通して描いている。
経済不況と企業不祥事に喘ぐ日本は、近年、大幅な商法や会計基準等の改正を行い、経済経営環境を大きくアメリカ型に切り替えた。そのモデルが、如何に、生臭い戦いの中で生まれ、未だに未解決のまま、アメリカの企業社会を動かしているのかを、コーポレート・ガバナンスの観点から的を絞ってこの本を読むと実に面白い。
ストック・オプションの費用化に対する強烈なIT企業からの攻撃、公平情報開示規則に対する証券業界の反撃、会計監査とコンサルタント業務の分離に対する会計事務所の猛反撃等等について政界の動きを交えながら実名で語っており、また、企業の社外取締役と監査委員会制度が、如何に、機能不全の状態であるのか等、現状の生きたコーポレート・アメリカを語ってあまりある。
著者が投資家の為に闘った、正確な企業の情報開示と説明責任が果たされる日は何時のことか。 終始、ウォーレン・バフェットが著者をサポートし助けていたのが興味深い。
米国証券会の裏側
米国証券業界の仕組み及びそれに関連する政府組織の暴露本です。筆者は個人投資家保護の観点から、米国証券会の改革に努力された方で、その当時のエピソードをコメント付きで記載されています。
実際にSECの施策がどういう経緯を経て、また、どのような考えの元に制定されたかがわかるので、米国証券法を扱う方にとっても、大変有用です。
また、自らが株式や債券に対して何らかの投資を行っている人は一読すべきです。日本の証券界も本書で記載されているようなダーティな慣習があることも十分に示唆されますので。
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