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フィッシャーの「超」成長株投資―普通株で普通でない利益を得るために

フィッシャーの「超」成長株投資―普通株で普通でない利益を得るために

荒井 拓也

フィッシャーの「超」成長株投資―普通株で普通でない利益を得るために

定価: ¥ 1,995

販売価格: ¥ 1,995

人気ランキング: 28844位

おすすめ度:

発売日: 2000-10

発売元: フォレスト出版

発送可能時期: 通常24時間以内に発送


アメリカの大投資家バフェットの師であり、その投資法に多大なる影響を与えたフィリップ・A・フィッシャーが1958年に書き下ろし、以来読み継がれてきた名著の中の名著『Common Stocks And Uncommon Profits』の翻訳版。 本書は、フィッシャーが個人投資家に向けて、自らの投資経験と多くの失敗例の分析から導いた投資の基本原則をまとめたものである。彼の投資法はバフェットと同様に長期投資であり、投資対象はタイトルにあるように「超成長株」であるが、本書の言葉を借りてさらに的確に言えば、「厳しく選び抜かれた少数の最優良株」に投資し、「最小のリスクで資産を最大化する」投資法である。 投資関連の本のなかには、内容が曖昧で、無難な投資原則を並べ立てているだけのものも多いが、本書の良いところは、良いものは良い、悪いものは悪いと歯切れよく述べられていることである。「どれほど割安な株であっても、せいぜい5割引のバーゲン品でしかない」とバリュー株投資を皮肉り、「投資家は決して10%や20%の小さな利益にではなく、何年間もかけて10倍近くになるような株価の成長にこそ興味をもつべき」と断言する。 構成は、まず「最高の株を選び出すための15のポイント」で彼の言う超成長株を見極めるための実践的な方法が示されている。その後、投資家が興味を持つであろう「何を買うべきか」「いつ買うべきか」「いつ売るべきか」の各章が続き、さらには「行きすぎた分散投資をしてはならない」をはじめとする投資家が陥りやすい注意点を示した「賢い投資家になるための5don't」が用意されている。 本書は、個人投資家に向けて語りかけるように書かれており、難しい専門用語はほとんど見当たらない。それゆえに、投資の初心者でもわかりやすく、難しい投資原則にがんじがらめになっている経験者にはあらためて自分の投資法を見直すよいきっかけになるかもしれない。彼の言葉から伝わってくるのは、多少の噂や野次に惑わされることのない投資に対する確固たる姿勢である。本書を読んで彼の力強い投資家魂を感じてほしい。(大角智美)


読みやすく…はない
既に皆さんからたくさんの批評が上がっていますが、読んでみてなるほどという感じでした。



はじめの解説の中で、監修者の荒井氏が本書の目玉と呼ばれていますが、「声を大にして言いたいところを太文字にした」という点が、かえって読みづらくて仕方がありません。

著者のフィッシャー自らがそうしたのなら、本人の力説したい箇所が一目で分かり重宝するでしょうが、第三者が手を入れるべきではありません。

どこが重要と感じるかは読者によっても異なりますし、このような方針にした出版社の意向は理解に苦しみます。

内容についての解説自体は理解を深める上で役立つこともありますし、著者の意図を明確に説明できているかは別にしても、投資入門者を含め参考にしたい方は多くいらっしゃると思います。

どうせなら「フィッシャーの投資法」の解説書として、別に出版しても良かったのではないでしょうか。



また「株を選び出す15のポイント」について述べている章で、「Yes」「No」で答えられるチェック事項を並べているにも関わらず、「何をしているか」という箇所があり違和感を覚えました。

原著を読んでいないので翻訳の問題とは言い切れませんが、日本語訳に多少ながら疑問を持ってしまいました。

単に誤字、脱字の問題かもしれません。



しかし本書の内容に関しては、株式投資の古典とも言えるほど読み続けられているだけあり、現在でも色あせない原理原則的な事項がしっかりとまとめられています。

ウォーレン・バフェットの投資原則の多くは、B・グレアムのバリュー投資をベースにしつつも、よりフィッシャーの影響を感じられました。

少なくとも一度は目を通す価値があることは間違いない良著だと思います。



なぜ株の長期保有をすべきなのか?
本書は成長株投資の本です。それは株を長期保有する事によって成し遂げられる。

それは3つの要点によって構成されます。



1.最小のリスクで資産を最大化する。

そのためには熟練された専門家を選ぶ。それを選べる位に投資の原理を

理解しておく事。



2.何をいつ、どのように何銘柄買うのか?

買うにはタイミングが大事です。

成長力をもつ企業は何らかの形で科学の最先端の仕事をしている。

ここで株の買い時は

新製品の開発に企業が手を焼いている場合

労使交渉でトラブルを起こしている場合

この時点は収益の向上が株価に反映される直前なので買い時です。

何故ならば研究開発は時間と資金を要する。それだけに株の長期保有が

大事。労使交渉はそんなに長く続かない。しかしそのために株は

一時的に株価を下げるから。



3.正しく選び抜いて買った株は売り時はほとんどない

有望な成長株は成長する限り売ってはいけない。それは売った時点から

それ以後の利鞘を稼げなくなるから。

但し例外は時代が変わり市場の成長性を見込めない企業は売りです。

フィッシャーに敬意を表しますが・・・。
約50年前に書かれた書籍とは思えないほど、現在においても通じる普遍的な内容だと思います。



特に「いつ売るべきか ? その株に売り時はあるのか?」の章に記載されている例え話で、卒業式にクラスメイトの中から3人を選んで投資する一説のあたりに、フィッシャーの真髄を感じました。



本来であれば投資のバイブルとして大切にしたい本になるはずが、残念ながら以下の問題があってバイブルとは言えない(呼びたくない)書籍になっています。



・「ロッドマン化」と呼ばれる太字の強調が読み難く邪魔であり、強調点も妙にずれている。



・NOTES と称した訳者のコメントが前半に頻繁に登場し、フィッシャーの言葉をさえぎっている。

さらにその内容がフィッシャーを超える立場の人が書いているようなスタンスだが、やはり的外れで不快なことこの上ない。



・このような名著に対して、横書きでの記載は軽薄な印象を受ける。普通に縦書きで良いはずである。





この本を読む際は、できる限りロッドマン化を無視して、さらに NOTES を読み飛ばすようお勧めします。



原著「Common Stocks And Uncommon Profits」の内容を翻訳しただけの書籍の出版を希望します。

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